金曜の終わりまで沈黙するつもりだったが、何か書いてないと気が滅入っていかん。なのでブログを再開した。とは言え、ネタに困ってるけど。そう言う時には、絵を出そう。
上図は、ファミコン版『アテナ』をクリアしたら、主人公のアテナ姫がゲームから抜け出して、プレイヤーを祝福すると言う感じで描いた。そんな想像を絵にするくらいには、さみしいんだ。分かってくれ……って、ファミコン版アテナが出た１９８７年には、絵を描く余裕さえなかった。おまけに家庭が大荒れで、ゲーム誌でアテナの広告絵を見る度「あ～、いいな～」と言う気持ちと「これからオレ、どうなるんだろう……」と言う気持ちとで揺れ動いて、苦しかったではないか。それに比べると、今はどんなにか。しかし前述の「あ～、いいな～」と言う気持ちと「これからオレ、どうなるんだろう……」と言う気持ちとの葛藤や毎日のように酷い目に遭った事が、オレを大いに歪ませた……。「好きな事をすると、悪い事が起きる」と言う間違った結論に飛びつくとかな。今にすれば、それは「前後即因果の誤謬」って奴だけど、それに気づかない上に相談相手もまるでいなかったから、とても苦しかった。おまけに学校には凶悪なヤンキーが何匹もいて、よくどつかれてたし。……書けば書くほど悲しなって来たわ。可哀相な１９８７年のオレ。今は上のように、アテナを描ける程度には自由なんだ。安心してくれ１９８７年のオレ。こうでも言わんと、むかしのオレも今のオレも、両方怒りと悲しみに沈んでしまいそうだからな。
と言うわけで、オレはオレを慰めるために、これからも好きな絵を描くぞ。
