オレがイマイチ創作方面でパッとしないのは、題名にも書いたように世の中への恐怖や人間不信が根深かったのが大きいだろう。自分の作品の出来うんぬんより、オレは他人を恐れすぎ。だから他人から傷つけられたくないと、ヘンテコな逃げ道を考える悪い癖があった。これでは、面白い作品が描けるはずがない! ちくしょう。「ヘンテコな逃げ道」とは、作品に対する言い訳と言ってもいいかも知れない。こんな態度、オレによくしてくれた人たちに失礼だし、自分が面白くない! いかんなあ。
しかしなんでこうも、恐怖を感じなければいけないのか。人生で、酷い目に遭って来たからじゃ。勤め先で殺されかかったりな。あまりに酷い目に遭い続けて、恐怖が強く残ったのかも知れん。だとしても、もうちょっとマトモな人生が欲しかった……。比較的早くに人間関係が閉ざされた時期があったから、それがつまずきのもと、味の素だ。今は好きな道を歩めているからまだいいけど、それすらもこの先どうなるか分からんのやで? そう考えるのが恐怖に縛られている証拠なんだが、いい対策が浮かばん。比較的いい現状を、自ら捨てる事だけはしないくらいか。