走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

言葉や表現を巡る状況は、決して良くはなかった!

 以前、ある外国人向け日本語学校で、ルッキズムへの批判から「太ってる」「やせてる」と言う言葉を教えないようにしたとか。ヘラオカシイ話である。その言葉を教えなくても外国人が母語で体形いじりをしたら、何にもならんだろうがっ! この件についてもやもやしていたら、いろいろ考えましたよ。「不適切な言葉」が使われたからって、話の運びやコマの絵との整合性も考えず台詞を改ざんされたマンガや、反対に「そこでその言葉を使うのはどうなんだよ?」と首をひねったマンガとか*1の事を。あと『千の風になって』が流行った頃、ケンカしてる男子中学生が「てめえ、千の風にするぞ!」と言った*2話とか。男子中学生の件だが、その時はオレの中学時代の経験もあって「ガキなんて、そんなもんじゃない?」と思ってたけど、言い替えをしても罵倒には変わらないわけで。そんなこんなで、ずっと「死ね」の「殺す」の言うなでなく、人を罵倒しないように向ける教育が求められるのではと思っていたが、今や状況は悪化していた! トホホ。エピソードの羅列になるが、亡き友惟任さんに石堂淑朗の「気違いは抹殺されなければならない」と言う言葉について話そうとしてキレられたのも、最初に引用した話に近いかな。

 正直、惟任さんみたいな「聞きたくない単語に過剰反応する」者がこんなにいたとは思わなかった。話題じゃなく、単語な。どうしてこんな事になってしまったんでしょうね? オレも太ってるが、正直「太ってる」と言う言葉をなくしても、体形いじりがなくなるとは思ってないし。とまで書いてどうにも話がまとまらず放置していたら、あるYouTube動画の配信者による字幕で「死」を「4」と置き換えていたのを見たぞ! GAFAって、こう言う事を要求するのが嫌い! 確かにGAFAだけの問題じゃないんだが、題名に書いた事の感をますます強くしたとは言っておく。これからどうすりゃいいんだ、あきらめきったらバカの大関*3だし……。

*1:作品名は出さんぞ、その気になれん!

*2:要するに「殺すぞ」の言い替えだ。

*3:横綱は?」とか言うなよ。これは相撲の番付の最高位が、大関だった頃の慣用句だ。