1988年の「死ぬんなら、勝手に死ね!」はじめ、親父にはさんざん悪態をつかれた。ゲームしてたら「ゲームなんて、卒業せえ!」とか、絵を描く事に対し「見切りを付けろ」とか……。今、それを思い出してげんなりしていた。と言うか、泣けてきた。なんであそこまで言われなきゃならんのよとか、なんでさっさと親元を離れられなかったのよとか、いろいろ頭によぎって……。それで、さっき死のうかと思っていたけど「仮にあの世があったとして……、そこが生前の行いで行き先が決まるものだとして……。今死んだら先に親父が待っているところに行くだろうな。そんなところに、行きたくない……」と思ったら、急に「今」死ぬ気がしなくなった。冗談じゃない、親父と同じところなんかに行かされてたまるか!
しかしなー、確かに欲だし「ない事に時間取るな」と言われたらそれまでなんだが、オレが1988年に親父から「死ぬんなら、勝手に死ね!」と言われたあと、絵やマンガを真剣に描いていて、さっさと親元を離れていれば、今のオレはこんなに苦しまんでよかった気がする。あの頃「このままじゃどうにもならない、だけど何にも出来ないからどうしようもない」と人生あきらめなければなあ……。これから出直すしかないんだけど、今すっげえ自信がない。とか書いていたら、前の段落書いていた時よりげんなりして来た。これじゃ人生やり直すために今までして来た事が無駄になる、なんとか気を取り直さんといかん。話を前の段落に出た親父の悪態に戻そう。死ぬのは論外だが、仮にあの頃ゲームや絵描きをやめても、人生がつまらなくなるだけだったろうな。それで無理して働いても辛いだけだ、下手すりゃホントに死んでいたかも知れん。それでよかったのか? いいわきゃねえだろう?