『風雲児たち』でも紹介された、司馬江漢のニセの死亡通知「七十六翁司馬無言辞世ノ語」について調べていたら、上記ブログ記事を見つけた。全文が載ってて助かった。なんでこんな事を調べたのかと言うと、オレも七十六翁司馬無言辞世ノ語にある「蘭学天文或いハ奇器を巧む事も倦ミ」に近い心境になってると思ったからだ。いえね、予約したスーパーミニプラのレオパルドンについて、下記ブログ記事が出て気持ちが盛り上がろうかと思ってたら「あー、予約はしたけど、なんだかもういいや」と言うのが先に立って……。
オレはまだ老衰する年でもないが、持病のせいでいろんな事が辛かったり倦んだりしている……。しかし司馬江漢とレオパルドンが同時に出て来るブログ記事ってのも、どうよ？ 話を戻そう、江漢は『風雲児たち』では、ニヒリストでその実力に見合わない栄達を望み、蘭学者からも評判が悪いとあまりいい描写はされてない。作者のみなもと太郎氏はのちに「人間の弱いところ（中略）を全て持っているが、やはり先駆者」と江漢を評している。資料が出せんので正確な引用ではないが……。みなもと氏の江漢評が出る前に、オレは兄貴から「お前は（『風雲児たち』の）司馬江漢みたいな奴だ」と言われていた。「どう言う意味よ、それ」と今でも思うが、まさかその江漢の心境に近づくとは。ウーム、である。
