走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

「確かにねえ」としか

 上記ツイートは、タイのBLドラマの1シーンについてだが、添付された画像にある台詞を読んで題名のような感想を。オレだって、「萌えオタ」で精神障がい者で、とどめに「サヨクキチガイ」だ。日本における生きづらい少数者要素のてんこ盛りである。だから実生活では「いい人」ぶっている*1が、世間の多数派がオレのそれぞれの要素に向ける排除の論理にはいら立っているのだ。生きづらい上に「いい人」である事をことさら強要されて、面白いわきゃない。だいたい、世間の多数派だけじゃなく「萌えオタ」からも精神障がい者からも、さらには「サヨクキチガイ」からも排除されてるんじゃないかと怯えてるのに……。だけどオレも、上記ツイートのドラマみたく、自分なりに同じく生きづらいものを抱えている人たちに向けたメッセージのあるエンターテインメントを作れるものなら作りたいのだ。……コロナウイルス後の世界*2に、そんな余裕があればの話だが。『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』の作者髙井ホアン*3氏を気取るわけじゃないが、ただでさえ少数派を切り捨てたがる今の世の中が、此度のウイルス禍でそれが加速する気がしたので。論拠はいちいち言わない、言うと不愉快になる一方だし。とは言え今は状況が読めないから、杞憂に終わる可能性だってある。そこに賭けて創作は続けてるんだけどね。

 ここまで書いた話のうち、オレがありとあらゆる方面から排除されてるんじゃないかと言うのも、被害妄想の可能性だってある。ただねえ……、オレが長らく世間から爪はじきにされ、はなはだしきは殺されそうになった事を思うと。なのでどう生きればいいか迷っていたところに、サブカルビジネスセンター(以下、SBC)と言う助け舟が来た時は大いに助かった。それがコロナウイルスと言う、とんでもない逆境のせいで! 宇都宮のウイルス感染者治療に使われているホテルで、放火かも知れない不審火が出たとか聞いたら「明日は我が身」と身構えてもおかしくないんだ……。多数派が切り捨てたいと思っている者は静かに暮らしていても、いつ「普通の人」に殺されるか分からんとなっては、オレは安心してSBCに通う事も出来ん。とまで書いたら、現状への危機感のうち言いにくかった一部は言えたので、この記事はここまでとする。

*1:オレの素がどうにも「いい人」とは思えんので「ぶっている」のだろうと……。

*2:と言うか、ぶっちゃけ日本。

*3:この字が正しい表記だが、環境依存文字なので、場合によっては正字で出ないかも知れない。