題名は、小山田いく『すくらっぷ・ブック』の台詞だ。なんか最近、この台詞を思い出す事が増えて。時代がどんどん荒んでいるからだろうか？ オレの「時代がどんどん荒んでいる」と言う感想自体、客観性のない独断かも知れないが。
さておき「あきらめる」と言うのは、非常に楽な選択なんだわ。それ以上あきらめた物事について考えないように出来るもんな。でもねえ……。いろんな人がいろんな事をあきらめた結果、現状がこうまで弊害百出の修羅道になったのでは？ とも。オレもいろんな事をあきらめたから、あんまり強い事言えんけどな。最近だって、香川県の条例案に対し、１８年前の児ポ法改定の頃にあった精力も機動力もないから動けないとあきらめつつある*1し。その件は別の機会に詳述するとして、いろんな人がいろんな事をあきらめた結果が怖いのは事実だ。小山田いくだって、後年『フォーナが走る』や『合歓リポート』で、環境破壊についてずいぶん悲観的な事を言っていたし。こんな状況だからこそ、題名にも書いた「きたないところばかり見てあきらめていちゃ、なにも解決できないよ！」と言う言葉に立ち返る必要があるのかも知れんけど。
*1:確かに、病人が首を突っ込むような事ではないが、状況が状況では、見ていて辛い。
