なんて言うのか、最近アニメもゲームも新規の作品を楽しみたいと思えなくなってしまった。マンガも積ん読が増えたし、今のオレはオタクと言えるのか？ 新規の作品が合わないだけで、過去の作品には思い入れがあるが……。それで題名のように書いたわけです。マー、筒井康隆も今のオレの年齢と同じくらい*1の頃『不良少年の映画史』で「今の映画は楽しめないが、むかしの映画はもう一度観たい気持ちはある」みたいな事を言っていたから、誰もが通る道なのかも知れない。いや、いくつか気になってるアニメはあるが、観られるかどうか。前述の筒井康隆原作の『富豪刑事』とか、気になるのよ。いえね、なんかアニメオリジナルの男性キャラが出て来て、ちょっと「いい男祭り」な雰囲気になってる気がして。富豪刑事も大変だ、原作では愛する女性がいたはずなのに。しかし、日本がどんどん左前になってる時に、富豪ねえ……。と、書いてて、いちいち分析するから物事が楽しめないのかも知れんと思えて来た。「誰か笑わせて」と、中島らもみたいな事を言ってみる。
筒井康隆はおいといて、オレが人様の作品を楽しめないのは、「いやな作品」から逃げたいのと、何度か言及した「受け取るより、与えたい」のとが大きいのだろう。前者についてはあえて言及しないが、問題は後者だ。別に「他の作品の影響を受けたくない！」と言う気持ちがあるわけではないが、自分の作品を人様に与えたいのは、人様の作品を拒絶する理由にもなってるのではと。口じゃ上手く言えないけど……と書いてて、そう言う点を言語化も出来んで、何が創作かと言う思いが。マー、単純に言えば自分の作品を作ってる間は、どうしても人様の作品に触れる機会が減るって事なんだが。「ならばなぜ拒絶と！」とのお叱りを受けそうだが、触れる機会が減るうちにいろいろ受け付けなくなって、拒絶してると思われても仕方ないかと……。
話を「もう、思い出を胸に生きて行くしかないのか？」と言う点に戻そう。それがいい思い出ばかりなら結構な事だけど、オレにはいやな思い出が多すぎて。作品の内容もだが、他にもいろいろと。その「いやな思い出」に耐えられずオタク界隈から去ろうとしているのかも知れんが、本当にそれでいいのか？ と、オレの中のツッコミ役と言うか「客観的にオレを見つめてるオレ」が言う。いいわきゃないだろう！ と言って、今回はここまでにしとく。正直、まとめるのが難しくなったんだ。
*1:待て、もうちょっと若いか……。
