走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

いまさら掛け算の順番について

 時折ツイッターなどで話題になる、「掛け算の順番」問題。掛け算と言えばオレが思い出すのは、ビッグ錠のマンガ『塾師べんちゃん』である。九九が苦手な子のため主人公が暗記の秘訣としてまず、「いちいち全部覚える必要はない」と九九の表を半分切り捨てるシーンがあったのだが、これを見た時オレの中の九九への恐れが吹っ飛んだ。問題は既に小学4年生だったため、九九は学校でやらない学年だった事だ。しかし九九に対する苦手意識や恐れがなくなったのは確かで、のちのち掛け算をする時、大いに助かった。この思い出から、学校で九九を最初からいちいち全部教えたり、テストで「掛け算の順番」に拘泥するのは、学問や知識でなく「儀式」を授けているようにしか見えんのだ。文科省のアホー!

 オレは子持ちじゃないから、学校と言うブラックボックスに容喙出来ない側面はあるが、こんな思い出を語る事でバタフライエフェクトでも起きればねえ。繰り言になるけど、「習ってない漢字を書くな」とか、「教科書を先に読むな」とか言うのも、知を軽んじる者と、お上に都合のいい者の拡大再生産しか生まんような。だから「文科省のアホー!」と……って、言えば言うほどむなしなって来たわ。もう、どうにもならねえもんよおーっ!