今上天皇の生前退位。昭和の終わりよりはいろいろな事が軟着陸するだろうからいいよと思っていたが、そんな事はなかった! いえね、こんなツイート見たりして、いろいろと。
なんねんも前から安定稼働してたシステムが今朝いきなりこけたと報告が来て何事かと思ったら「いくらなんでも連休が十日も続くわけないべや」という前提で作られてた翌営業日算出ロジックのせいだったわとやっと判明('A`)
— 結維 (@dragoonyouie) 2019年4月26日
十連休だの改元は一ヶ月前にならないと発表しないだのじじいどもの思いつきに振り回されてるシステム屋は日本中にどんだけ居るんだろうなあ
— 結維 (@dragoonyouie) 2019年4月26日
そう、見えないところでいろんな事にしわ寄せは来ていたのだ。それに第一、「平成最後の○○」とか、「ありがとう平成、こんにちは令和」とか言うフレーズの大合唱は、昭和の終わりの「自粛」と言う鈍色(にびいろ)のムードとは逆ではあるが、やってる事はたいして変わらん。さらに言えば、この雰囲気はもう、「やけくその祭り」ではないか! なんか引っかかるんだよなあ。ただ、救いがあるとすれば、昭和の最後の時、天皇の悪口をこの時ばかりと言いつのっていたオレの親父が死んでいる事か。「聞かされても、どうしようもないわい」とも言えなかったが、あまりにしつこかったので文句を言った途端、「お前は○○(天皇への蔑称)をかばうんか!?」みたく怒鳴られた……。そんな目に遭ってないだけ、まだマシか。
しかしながら、令和を迎えようとして起きている「やけくその祭り」には前述のとおり、いささか閉口するが。これも繰り返すけど、昭和の終わり頃の「自粛」ムード同様、メディアが醸成している感が強くてなあ……。お祭り騒ぎならなんでも乗れるわけじゃないんだ、オレは。
最初に引用したツイートでのシステム屋の話だけでなく、令和を迎えるにあたって設けられた10連休にしても、銀行などが「ATMでの預金のお引き出しや、公共料金のお支払はお早めに」と警告する始末。そのため、連休前の26日はあちこちで金融機関が混んでいた模様。改元の経験は2度目だが、銀行などが閉まった昭和最後の日とは別の意味で異様な気が。と、ひねくれ者のオレがひとりごちてみる。……今上天皇が上皇になった途端、安倍首相が吉本新喜劇に顔出ししたみたいに、どっかの舞台やテレビ番組に飛び入りするんじゃねえだろうなあ? なんかいやな予感がした。あるいは、美智子妃がボカロ絡みのイベントのスペシャルゲストになるとか。
ところで、今上天皇はじめとする皇室・皇族が、海外でも名の知られた学者でもある側面を見るに、大学への「集中と選択」は間違いだと政府自身が証明しているような。ちゃんとした研究には、ちゃんとした予算がいるのだ。