走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

トンデモと終末



 五島勉の言い訳から発生した、ツイート三連発。三番目のツイートだがね、じゃあ何度も終末が来ると吹聴し、オレを含む多くの人の人生を狂わせときながら、いまだに謝罪もしない上にロレックスの腕時計だのapplewatchの最高級品だの着けて、世界中をふーたらふーたらしているエホバの証人の組織中枢「統治体」にも好感が持てるのかお前は! ……失礼しました、取り乱しました。ツイッターで、見ず知らずの者にいきなり「お前」とか言うわけにもいかんから、ブログ記事で書いたけど。それはさておき、五島勉の『ノストラダムスの大予言』そのものが広く読まれたと言うより、その中から生まれた「1999年7月に人類滅亡」と言うフレーズが広まりすぎたような気もする。マー、MMRもまた、そのフレーズを広める一助だったと言えなくもないが。

 んで、一番目と二番目のツイート。その自殺した人にとって、この世に生きる事が魅力的でなかったのかな。煩悶厭世の果てに自殺する者は、ノストラダムスの大予言が流行る以前からいたような気がするが、痛ましいのー。ノストラダムスの大予言に限らず、終末予言に振り回されて人生を棒に振る者も少なくない。その一例は前述の通り。ただ、オレが宗教に走ったのも家族があまりに刹那的だったり、絶望的な事ばかり言ってたりしたのもあるんだけど。家族が精神的な支えにならん、外に頼れる大人も慰めてくれる友達もいない、どうすればそれらを見つけ出せるかも分からんのでは、神頼みに走るってもんでしょうが。それは前述の「この世に生きる事が魅力的でなかった」と言うのにもかかってくる、繰り返すがオレもそうだったしなあ。楽しい事少なかったし、それらも兄貴に脅かされるし……。

 あと、終末ブームと言うのも、世の中の問題への明確で現実的な答えを出してもらっては困る「社長より怖い人たち」が仕掛けた物だったのかも知れない。いささか陰謀論めいて来るが、世の中のブームの裏には仕掛人がいるのを考えると。いや、それじゃまるで水木しげるの短編『終末株式会社』ではないか。ただ、オレの経験からして、終末予言に乗っかったら世の中や自分に対する明確で現実的な答えは見えなくなる。そんな者が増える事で得する者もいるからなあ……、世の中怖いよ。

 ところで、先にツイートを引用した滝季山影一さんやと学会のように、おどろおどろしい終末予言などを笑い飛ばそうと言う動きだが、今やそれもどこまで通用するやら。だって、シャバがずいぶんカルト臭くなってるもの。笑いで中和出来る閾値を越えたような気がして、なあ。なんか今回、いろいろ酒飲んでからむような事ばかり言っているが、終末予言と言うものの怖さをいろんな面から洗い出したら、こうなった。「シャバがカルト臭くなってる」件に関しては、また機会をあらためて。今、説明しづらい。

 それはそうと、ちょっと話を戻すがエホバの証人は「神に愛されている」ような雰囲気に見せかけた、「教団に仕えないと終末の時滅ぼされるぞ!」と言うおどかしで信者を縛る。そんなおどかしがオレに通用したのは、家族に縛られて染み付いた奴隷根性からだろう。かえすがえすも、人生損したとしか。見せかけの、あるいはエサとしての愛でも、それに飛びつくくらい人生が荒廃していたのもあるが。今、埋め合わせと言うか出直しのつもりでイラスト講習を受けたりしてはいるが、それだって今後どうなるか分かったものじゃねえや……って、また話がそこに。マー、しくじり先生みたいなもんと思ってくれれば。この世はいずれ終わりを告げるんだろうが、少なくとも今ではないと、『バトルシップ』めいた事を思う自分と、「こんな世の中、さっさと終わらせた方がいいのではないか?」と思う自分とがオレの内面にいて、後者が実力行使に出ないよう警戒はしているんだが、時折自信がなくなる。マー、オレひとりがイキっても誰も賛同しないだろうから、何を言ったところでバカのはじまりはじまり。