すき家やマクドナルドが貧困対策になっている、というツイートを見ましたが、とりあえず食料を与えとけばいいだろう、飢え死にしなければいいだろう、という発想が根底にあるようですぬ。こういう考え方の人がいるから、生活保護は現物支給にしろ、みたいな意見がいまだにそれなりにウケるんでしょう。
— じこぼう (@kinkuma0327) 2019年2月3日
もし、このツイートで言及されている「すき家やマクドナルドが貧困対策になっている」と言う話のとおりだったら、低所得層向けの店だった戦前の牛めし屋だって貧困対策になってしまう。そんなわきゃーない、馬鹿ですねえ。いや、「じこぼう」さんじゃなくて、彼が言及したツイ主が。
ところで、人間は生存するには尊厳を保たなければならない。果たして、生活保護の総現物支給化は、その尊厳を守ってくれるだろうか？ 残念ながら、オレは否だと思う。そもそも、受給者に年金などの収入がある場合にはどうすんのよ？ 以前ツイッターで人とこの辺でやりあったが、「特例を設けろ」みたいな事ばかり言ってたな、そいつ。日本の役人が、そんなに柔軟に判断するか？ あと、やりあった相手と別に生活保護の現物支給化を言う奴が、「物資を渡す時、受給者に君が代を歌わせろ」とまで言ったとか。軍隊で古参兵が、新兵に無理矢理歌わせる猥歌みたいな扱いである。そんな事言う奴に何故右翼は怒らない！？ ハナっから反対する左翼より、君が代をおとしめてるんじゃないのか？ とオレは思うんだが。
貧困対策を軽々しく考えている奴らが多すぎて、怒りが追い付かん。もう少し踏み込んだ話もしたかったが、今回はこれにて。
