31年前、ゲーム誌の読者欄に投稿されたいろんなイラストは、オレに慰めを与えてくれた。喜びを与えてくれた。親兄弟は、そんなもん与えてくれんかったが。だからオレは、今でも絵にこだわっているのかも知れない。かつて自分に与えられた慰めを、喜びを、この手で再現し、他の人にまた与えたくて。しかしそれが出来ているかどうか、イマイチ自信ないと思っていたが、そうでもなかったようだ。少しずつ、人様に喜んでもらえているようだからな。
それはいいんだが、絵を描くようになる前に宗教に走った時の古傷が、今もうずくんだよ。それが創作の足を引っ張る時があるんだよ! オレがいまだに「宗教に引っかかって、損した損した」とぼやくのは、このせいだ。だいたい、オレが勧誘された時から31年も経っているのに、ハルマゲドンなんか起きやせんやんけ! こうなると分かっていれば、最初から宗教に引っかからんで済んだものを……。別の宗教に引っかかっていた可能性もあったか、ダメじゃん! と言うか、親兄弟に支配されていたため、誰かに支配されやすい人格になってたんでしょうなあ……。全くオレの人生、ロクでもない事が多いぜ。マー、支配うんぬんは別の機会に話すとして、話を絵に戻そう。と、書いたところで、オレの絵がツイッターで見てもらえ出した手応えが。描いてみるもんだね。それはいいんだが、絵はpixivで発表した方がいいのか、コツコツとツイッターで発表した方がいいのか、分からなくなって来た。固定ファンはどちらにもいるけど……。マー、見てくれた人に、かつてオレが先達のイラストから受けた慰めや喜びと同じものが、ちょっとでも伝わればええ。