それにしても、どこもかしこもオレの嫌いな連中がのさばり、生きた心地がしない。嫌いな連中に効果的な反撃も出来なければ、連中に対抗する勢力を動かす事も出来ない。嫌いな連中に怯えながら生きていても、楽しいわきゃない。「嫌いな連中って、具体的にだれよ」と言われそうだが、簡単には説明出来ない。第一、言っても共感されやしないし。
いくらオレが嫌いな連中を悪く言っても、誰も共感してくれないし、ましてや嫌いな連中への効果的な反撃のための人員が集まるわけではない。だからひたすら忍耐するしかないと思っていたが、世間の者がカジュアルに罵倒をして、あまつさえそれに共感まで得ているのを見ていると、忍耐するのがバカバカしくなる。オレはいったいどうすればいいのか？ 全てをあきらめて死ぬか、「ぽっぽっぽ〜、はやぽっぽ〜」と歌いながら往来を走り回るような現実逃避をするか……。とりあえず、桜井誠は死ね。
