走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

川内康範の慧眼

 ツイッターで見た文章。以下引用。

ワタシが築地で働くようになってビックリしたのは、日ソサケマス交渉の不調で鮭屋が倒産したり、アフリカの戦争でタコやマグロの入荷が減って高騰したりした事
世界がある程度平和で近隣諸国と友好的でないと、日本は食い物に事欠く国なんだな、て実感したな

 してみると川内康範レインボーマンコンドールマンで描いた「食糧難から来る日本の危機」と言うのは、全くの絵空事ではなかったのだな。レインボーマンは他にも、のちのオイルショックを思わせる描写もあるし、あの人一体なんなんだ。

 特撮が「ジャリ番」と呼ばれ軽んじられていたあの頃、真摯に日本の問題を描いていた人がいたのには頭が下がる。と、同時に世の中があまりよくなってなさそうなのに愕然ともする。川内自身もレインボーマンのLD-BOXの解説書や、竹熊健太郎によるインタビューの中で、レインボーマンのテーマが生きているうちは世の中はよくなっていないんだみたく言っていたし。では、どうすればいいのか? それは分からない。分かっていればオレの性格上、動いているだろうし。現状への危機感を、こうして表明するまでよ。