走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

僕は何をやってもだめな男です

 コラそこ、「うん、知ってる」とか言わない! 「南こうせつかぐや姫」の同名の歌の話や、最後まで聞きなはれ!

 この歌、途中で台詞が入る。歌に出てくる男が友達だか会社の同僚だかにズボンやら脱がされ、ちんこを見られるくだりだ。発表された当時はギャグで通ったのかも知れないが、今聞いたら(少なくともオレには)全然面白くない。時代とともに性的なギャグに対する受け止め方が変わったのもあろうが、オレも中学時代に合宿で床について寝ている間に同級生にズボンやら脱がされ、ちんこ見られた事があるからな。そのためが大きいのだろう。

 だからと言って、オレはこの歌の作詞をした伊勢正三を締め上げようとは思わない。そこまでする事ではないと思っている。これは、自分の気持ちにある程度ゆとりがある時に聞いたせいか。もしかしたらツイッターで「あれ嫌い、これ嫌い」ってわめいている人たちも、精神的にゆとりがないのかも知れないな……。話を戻して、この歌は一通り聞けば「男らしさ」と言うものに対する一種のアンチテーゼだったとも取れる。だとしたらフォークソングが「男らしくない」と言われていた時代への、「南こうせつかぐや姫」なりのささやかな抵抗だったのかも知れない。だとしたらオレも、こんな風に洒脱にレジスタンスをやってみてえ……。