走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

キズナアイの話、続く

 昨日、地元のラジオ番組『ラジプリズム』キズナアイについてのあれこれに少し触れていた。部長(パーソナリティ)は一連の騒ぎを「不毛」と言い、「こんな騒ぎに巻き込まれて、キズナアイがかわいそうだ」とも言ってた。オレは後者の発言に少し驚いた。二次元のキャラに思いっきり感情移入出来るのがオタクの特色だが、オレは拙文『かわいそうじゃない!』にあるように、そこら辺を突き放した兄の姿を見ていたからか、「キズナアイがかわいそう」と言う感情がイマイチ湧かなかったのだ。Vtuberも三次元のユーチューバーも、あまり興味ないのもあるのかも知れないが。

 それはさておき、二次元のキャラの表象を見てキズナアイへの批判者のごとく悪く取るか、部長のごとく愛するかは、コインの裏表でもあるんでないかい。どちらも心動かされているのは一緒だし、そこがコインの裏表だからお互いがややこしい事になるまで言い争ってしまうと言うか。愛だ何だで言うなら、エロ系の二次創作は、愛があるのかと言う問題もある*1けど、そこは別の機会に。

 それにしても、「キズナアイがかわいそうだ」と言う言葉は、久々にグサッと来た。兄の姿だけじゃなく、歳月にまみれてそう言う感情をバカにしていた自分を思い知らされて。

*1:個人的にはエロであろうとなかろうと、二次創作は版権元に対して僭越だと思うし、その気持ちをどこかに持ってオレも二次創作しているのだが。