走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

絵を描くにあたって

 絵を描くにあたって、下地と言うか、頭の中のリソースが足りないと上手くいかないのかも。オレは中学卒業してから、体系だてた勉強をしてなかったので、尚更だ。興味の幅を広げようとはしていたが、上手くいったとも思えんし。それでもオレの事を、「ビブリオマニア?」と聞いて来た者もいたけどな。ネットで色んな人を見てきて、オレの知識も読書量も決して多くないと思い知ったからねえ。人からは「物知り」みたいに思われているが、前述のように体系だてて勉強してないから、決して褒められた知識量じゃないし。

 話を絵と頭の中のリソースに戻そう、頭の中のリソースとでも言うものが少なかったから、イメージを絵にするのが難しい事もしばしばだ。むかし、「洋館の中にある階段からゆっくり下りて来る男」と言うのを描こうとして、どう描けばいいのか分からず断念した時には悔しかったなあ。もともと、背景描くの苦手だったけど。と言うか、こうして思い返していたら、オレはあまり絵やマンガに役立つ勉強をしてなかったように思えて来た。また、自己嫌悪におちいる……。あの頃もっと勉強していればよかった、くっそー。あまりこの辺を掘り返すと、ロクな事になりそうにないからほどほどにしとこう。とは言え、明らかに人生を棒に振ったってのが悔やまれてなあ。1988年の6月から人生やり直せるものなら、やり直したいですよ。たとえマンガ家になれんでも、今よりマシな人生になるだろうから。途中で統合失調症が出たら元の木阿弥かも知れないけど、宗教に引っかからなければ発症しなくて済んだのではと思うし。

 しかし、こんなオレの絵でも気に入ってくれてる人たちがいる。それはありがたいと思わないといかん、自分の能力や出来てない点を客観的に認識するのも大切だけど、それとは別に絵を喜んでもらえるのはいい事なんだから。