走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

日経サイエンスを読んで

 日経サイエンスの最新号に、統合失調症について書いていたので読んでみたが、専門用語が多くてよく分からなかった。しかしながら、最前線の研究者が、真面目に発症原因の特定に努力しているのは分かった。それを読んであらためて、最初の作業所の所長が言った、「精神病は、どこか甘やかされた者がかかる」と言う心ない言葉に怒りが。福祉の現場にいる者に、そんな事言われたくないわ。それに福祉の現場にいる者がそんな調子だと、患者にも研究者にも明るい未来はない。

 それはさておき、もうひとつ気になったのが、「精神治療は、発症前とは別の所に帰る事」と言う記述。それを書いた方は別の著書でも似たような事を言っていて、「統合失調症を発症したら、発症前に思い描いた人生設計はあきらめなければならない」みたいな事も言ってた。両方ともうろ覚えなところがあるので、引用は正確ではないが。

 大した希望が発症前にあったわけではないけど、発症前にやっていた事をあきらめなければならないとなると、「絵を通して社会と繋がりたい」気持ちもまたある程度断念しなきゃならないのかも。マー、そうしたらやる事がほとんどなくなるから、無理のない範囲で描くしかないんだけども。

 長々こんな話を書いたのは、最近絵やマンガに対する集中力や、外にいる忍耐力が失われて行ってて、「ヤハリオレは病人だ……」と愕然としていた時に、日経サイエンスの記事を見てなんだか追い討ちをかけられたような気になって。

 今日はブログ休む予定だったが、日経サイエンス読んでいたら、いろいろ書きたくなったので、とりあえず書いてみた。