走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

両論併記すれば公正とは限らない

 題名のごとく、「両論併記すれば公正とは限らない」と最近言われるようになって来たが、出来ればそれは20年以上前に定着して欲しかった。何の話かって? いえね、ゲーム批評がかつて「ギャルゲー賛否両論?」と言う特集で、両論併記の形を取りいわゆる「ギャルゲー」への口汚い悪口を掲載していたのでね。ゲーム批評は「中立」をうたっていたが、「果たしてこれって、本当に中立なやり方なのかなあ?」と言う疑問が、当時のオレには湧いていた。もし当時、「両論併記すれば公正とは限らない」と言うのが定着していれば、ゲーム批評の詐術を見破るのもたやすかったのに。

 もう一方の論があまりに稚拙だったり、すでに否定された物だったり、嘘だったりする場合は併記すべきではないと言われるようになって来たが、我々はそれをもっと早く気付くべきだったのかも知れない。それにしても、なんでゲーム批評は、長らく「中立」であるかのように思われていたんだろうか? 今さらどうにもならねえけどな。