振り返ってみれば、オレは人生の随分長い間をボンヤリと生きていたような。もっと早く「絵を通して社会と繋がりたい」と言う気持ちに自覚的になり、マンガ家になるための行動をしていれば、今こんな惨めな人生を歩んでなかった。いや、せめて自立するために、蓄えを用意するくらいでもしていれば良かった。しかしちょっと金を蓄えたら、親父がパチンコに負ける度に「なんぼか出せ」の繰り返しだったしなあ。どうすりゃよかったんかなあ？ ヤハリ若い時にボンヤリ生きていたのが痛かった、過去のオレをぶん殴って説教してやりたい。
この数年、若い頃の選択ミスがこたえて、落ち込んでばかりだ。そりゃ楽しい事もあったさ。しかしそれ以上にボンヤリ生きていたのがこたえているので、出来る事なら人生やり直したいんだよ！ いろんな不幸が重なって、抜き差しならない状態ですよオレの人生……。長らく悩み事を聞いてくれる相手がいなかった、孤独を埋めようとして宗教に引っかかった、勤め先で暴力をふるわれ殺されかかった、マンガ家になれなかった……。書くの疲れたのでこの辺にするけど、大小さまざまな不幸の積み重ねで、人生が詰んだように思えてならねえのだ。どうすりゃええんかのう……。
