走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ビッグコミックオリジナルに見る、悪化する事態

 ビッグコミックオリジナルで、能條純一による『昭和天皇物語』と言う連載が始まった。しかしながらこの作品、監修に志波秀宇と言う人物が。志波はかつて小学舘のオカルト誌『ワンダーライフ』の編集長をしていた人物で、当時から(のちに「セックス教団」と呼ばれマスコミを少し騒がす)カルト団体「ザイン」と関係を深くし、ワンダーライフ廃刊後に「世紀末対策委員会」を興し、ザインと決裂してからは世紀末対策委員会を「大和維新塾」と改めて右翼とオカルトを絡めた活動をしていた。ちなみに志波は、故・太田龍はじめとする胡散臭い人物とも繋がりがあった。……おいおい。

 志波については、『トンデモ本の世界』で山本弘氏が詳しく掘り下げていて、前述の話は大体それの要約である。それにしてもオウム事件以前のオカルト業界人が、今こんな形でふたたび表舞台に出て来るとは。ハッキリ言って頭が痛い。他に人材いなかったのかよ!? 『SAPIO』で百田尚樹が漢文を学校で教えるなと言い出したり、小学舘大丈夫か……。こんなイカサマモノが堂々と国士ヅラしていられるんだから、事態は思ったより悪化しているようだ。しかしながら、対抗する力があまりに弱すぎる……。オレも志波について知っている事を書く事は出来ても、それ以上の事は出来んし。嗚呼。