走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

地獄の底まで悪魔と相乗り

 題名は『仮面ライダーW』の台詞から。いえね、『ハレンチ学園』でハレンチ大戦争を起こし主な登場人物をあらかた殺したり、『ススムちゃん大ショック』や『デビルマン』などで人類の滅亡を描いたりしていた頃の永井豪には、何者か……例えば本物の悪魔……が取り憑いていたように思えて。オレにも取り憑いてくれんかな。今のオレが、この腐った世の中を糾弾するマンガを描くには、デビルマンのごとく悪魔の力でも借りんと無理な気がして。だって糾弾とまではいかないまでも、世の中のイカサマモノに鉄槌を下すような作品を描こうとしても、イカサマモノとその取り巻きに邪魔されそうだと思って筆が進まなくなるもんな。悪魔だろうとなんだろうと、力を貸してくれる存在がいるなら借りたいですよ!

 松本零士も「理屈は百万回こねても理屈に過ぎない」と、実際に描く事の大切さを訴えていた。なのになんで、こんなに筆が進まないんだろう? 長年いろいろ上手く行かなかったせいで、すっかり萎縮しちまったのだろうが。あるいは今描いているマンガに、気が乗らないだけなのか。このままだと、イカサマモノに負けちまう。なんとかしないと……。