この記事で石堂淑朗の少年犯罪に対する見方を紹介したが、お前も掲示板で中学生を腐してたではないかと言われそうなんで見解を表明しておく。
まず、石堂は少年犯罪が「増えている」と言う認識だったが、戦後少年犯罪は減っていると、この記事でも少し触れた。そしてこれは最大の違いだが、中学生が山猿同然なのは「戦後民主主義」のせいだとは、オレはちっとも思ってはおらん。（あくまでマンガだけど）藤子不二雄Aの『少年時代』なんか読んでると、戦中からそうだったとしか思えないし。ガキを学校に押し込めて、そこに発生したガキの社会を放置していると言う構図は、「戦後民主主義」が生んだとは言いがたいのだ。その現実を踏まえてどうすればいいかまでは、オレには分からないとしか。学校が閉鎖的かつ特殊な場でなくなれば変わるかも知れないが、その時胡散臭い連中がずかずかと教育の場に入り込まないとは限らないから一概には言えないし。
もっと分かりやすく言えば、悪ガキはいつの時代もいるってこった。そしてそんな悪ガキに、中学時代だけでなく年を取って仕事をするようになってからもイヤガラセされたオレって一体？ これを問うても、誰もマトモに答えちゃくれねえのだ。さりとて、石堂みたいな俗流若者論に屈するわけにもいかんし……。誰かなんとか言えやコラ。
