走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

ウソとホントがまぜこぜで、とにかくこの世はへんてこりん

 この記事書いていて、ある事を思い出した。むかし広島のある同人イベント(しょっちゅう名を出している『広島コミケ』ではない、それが出来る前の話)で、よく行くサークルの人に「『アテナ』の新作出たら、ネオジオ買うんだがねえ」となにげに言ったら、その人が「うーん、でもSNKの社長はアテナを嫌っているからなあ……」と言い出した。どう言う事か詳しく尋ねたら、「これは実際に勤めている知り合いから聞いたんだけど、SNKの社長は女の子が主人公のゲームが嫌いで、『アテナ』もごまかしながら作ったって話だよ」との事。それにはショックを受けた。いえね、その話聞く前にゲーメストで『アテナ』は開発初期には男性キャラが主人公で開発されていたと言う話を読んだもので、ふたつの話が頭の中でヘンに繋がっちまって。

 それから長い間、当時のSNKの社長にヘンな恨みを持つ事になった。しかしなー、今にして思えばそのサークルの人、オレを厄介払いするために話をねつ造したかも知れんのよ。伝聞形式で伝えられてる話なので、こちらから真偽の確かめようもない。今みたいにSNSはおろか、ネットだって普及していなかった時代だし。それにこの話のあと、KOFのシリーズがスタートし、そこにアテナが再登場するのだが、これはどう整合性を取ればいいのだろう? あと、『サイコ・ソルジャー』の歌の作詞作曲に当時の社長が名前を貸した点も。ヤハリ悪い噂には飛びつくもんじゃないな。つーても、実は件の話を聞いた顛末をゲーメストに投稿して、ボツ食らいましたが。何やってんだ当時のオレ。マー、こんな経験は、世の中真偽の分からない話は転がっているとか、話者が信用出来るかと言っている事がどうかとは別物だとか言った事を学ぶには充分なものだったけど。そこで件名に繋がるわけです。元ネタは松方弘樹の歌なんですがね。ヤハリメディア・リテラシーと言うものは大切だな。この話、今では笑い話に出来るが、流石に真偽が分からない伝聞なので、のちにオレが個人サイトでアテナについて語っていた頃には書いてなかった。その程度には分別あったんだな、あの頃のオレ。これ以上書くと若い頃のやらかしやしくじりを芋づる式に思い出して悶絶しそうなので、この辺で。