走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

書ける限り書いてしまおう

 この記事で書こうとした「相模原の事件以来、時代がヘンな方に進んでやいないかについて」を、書ける限り書いてしまおうと思う。

 あの事件が、めったにないたぐいの物であると言うのは分かる。ただ犯人が衆院議長に送った手紙の内容は、割とありふれた物ではなかろうかとも。優生思想の持ち主としても、陰謀論者としても。そしてあんな事件が、これからの社会になんらかの影響を及ぼすのは必定。かつての宮崎勤の事件が、「オタク」やら各方面やらに多大な影響を与えたように。その影響は、決していい方向にではないように思う。あまりにも大きすぎる物を、犯人は世間に置き土産して行った……。正直この先模倣犯が出やしないかとか、長谷川豊みたいな思想と悪魔合体しないかとか、懸念材料はなんぼでもあるんだ! ……失礼しました、取り乱しました。

 特に模倣犯に関しては、いつどこで生まれてもおかしくないと思っている。ネットでクソみたいな事言ってる連中が、どれだけ多いか。例えばこの記事で金にまつわる言論がどんどん酷くなると相模原の事件に行き着くように書いたのは、そう言う方向に持って行ってもおかしくない連中が多いからで……。もうひとつ。『バリバラ』で「感動ポルノ」について報じたはいいが、24時間テレビをそう呼ぶばかりでそこから前に進まない者が多いではないか。これも懸念材料である。また、ヨーロッパみたいに、「もう、ナチスドイツみたいなのを出さないようにしないと」と言う反省も日本にないような。こんな日本で相模原の事件の模倣犯が生まれない、時代がおかしな方向に行かないと誰が保証してくれるんですか?