走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

参った

 描きためていた線画を基に、色々デジ絵を描いていたのだが、「なんでこんな事しているんだろう?」と言う(絵を描く上で一番なっちゃいけない)気持ちになって、参っている。個人の楽しみなんだからいいじゃないかと言われそうだが、自分ひとりで楽しむなら、いちいち絵にしたりしないよ! 見てもらいたい、共感してもらいたいから描くんじゃないか! それに疑問が出てしまって、ブレーキがかかっちまったんだ! ……失礼しました、取り乱しました。しかしmixi日記にも書いたが、昔本格的に絵を描き始めた頃、スケッチしていたキャラがある脱衣麻雀のキャラに似て来て、神の怒りに触れるのではないかと描くのをやめたりして全然描く量が増えなかったのがなあ。前にも言ったが楳図かずおの、「マンガ家は信仰を持っちゃいけない」と言う言葉はうなずける。信仰心は創作の敵だからな、はっきり言って。しかし世の中には宗教団体系列や、そこからの買い取りが期待できる出版社で仕事するマンガ家もいますがね。だがあいにくオレが昔引っかかったエホバの証人は、世界本部以外から本は出さないのじゃ。それとアメリカの信者以外には職業選択の自由すら制限されるし……。くっそー、オレに超能力があったら、エホバの証人の世界本部を、もうひとつのグラウンド・ゼロにしてやるのだが……。ところがそうはいかんのだっ!

 あー、……タイムマシンか人生やりなおし機があればなあ。前者があれば過去のオレを拉致して缶詰にして絵描きとして修業させるし、後者があればエホバの証人はじめとする宗教に引っかからずにマンガ家への道を目指すんだがなあ。それは無理だから、オレの人生は詰んだも同然なのだ。松金よね子の声色で、「トホホ」と言いたくなる人生だ。マンガ家が無理なら文章書きで生計立てられないかと思ったが、時代はそうもいかんみたいだし、世に出るチャンスをものに出来んかったし。これも繰り返すが、オレの人生はバッドエンドで、今は長い長いエンディングを見せられているのではなかろうか……。辛い。