走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

“変態”と“常態”

・僕達(ロリコン)は、人間だ。


 以下、ロリエロマンガ雑誌「LO」からの引用を埃blogより重引。

僕達(ロリコン)は、人間だ。



当然だ。僕達は獣ではない。
この世界にどれだけのロリコンがいるのか見当もつかないが、
もしその全員が人間でなく真の獣であったならば、
エルオーみたいな雑誌は最初から必要なかったであろう。



繰り返すように、僕達ロリコンは人間であるからエロいことも考えるし、
オナニーだってするし、(身勝手なことに)自己嫌悪に陥ったりもする。
そんな人間の醜悪な部分を確実に持っている。
だがそれ以上に、僕達は人間として美しくあろうとする心も当然持ち合わせている。
良き者、美しい行為を尊ぶ心がなければ人間などと呼べるはずがない。



常に良心が勝った状態のロリコンは、当然人間である。
けれど、あなたがもし獣の群れに紛れ込んだとしたら、
あなたの良心は欲望に打ち勝つことが出来るであろうか?
あなたは人間でいられるだろうか?
欲望の強烈なエネルギーを知っている僕達だからこそ
ロリコンは集まるとろくなことがない」
ということはよく覚えておきたい。

 私はロリ属性は弱い部類に入る(描く題材としてロリエロ絵を選ぶ事はあるが)。だが、私も世間からすれば“変態”と言われても仕方がないだろう。だから引用した文章から滲み出る「“変態”が“変態”である故に失うもの、傷つける事」に対する気持ちには(言語化するのはおこがましいが)共感できる。

 しかし一方で、“変態”ではない“常態”である者達が“常態”(「普通」と言ってもいいかも知れない)であるために多くの物を破壊して生きている事も知っている。「普通」であると言う事はじつはとても残酷であろうとする事でもあるんだ!例えばかつて「柊の垣根」を「普通の人たち」が作ったように……。

 しかし、多くの人にとっては宗教などの理由で禁止が強いられているわけではないから、オナニーを醜悪な行為と言うのは私にはちょっと……いや、何をズリネタにオナニーするかが引け目になっているのかは承知だけど、カルトに禁欲を強いられて憎まなくてもいいものを色々憎んでいた自分としては、“常態”である事を強いる者の悪意と言うか暴力性に敏感になって。